地獄
数年前に生まれた、不完全なモノ。人の罪悪を贖うための世界。
“地獄”
悪魔がいる世界。完全なモノ。全ての人の罪悪を清算するための世界。
七罪
“覚醒者”。“その”限定された地獄にいる7人。
それぞれが、“地獄”に繋がっている。
また、それぞれは、その名を冠した悪魔を身に宿し、
獣と同等かそれ以上の身体能力を持つ。
“その”地獄において最も贖いを優先される存在である。
悪魔
“地獄”から集まってきた、災厄の形。
人に憑く、または人を変質させるモノ。
地獄にいる存在は、獣を含め、ほぼ全てが悪魔に憑かれている。
また、悪魔を何らかの業で使役することが出来る。
悪魔は、“地獄”において最も優先される存在であり、
銃火器・刀剣など通常の武器で悪魔を傷つける事は不可能に近い。
また憑いていたモノが死亡した場合、他のモノに憑く。
特に、“その”地獄において、
七罪の名を冠した悪魔は、他のモノへ憑く事を 最も優先される。
獣
人を模したような形だが、身体能力は人を遙かに凌駕する。
“人間だったモノ”。
理性が無い為、武器は使わないが、
その腕だけでも十分に脅威になる存在。
未覚醒者
悪魔を理解していない者たち。
“その”地獄で、人間の状態を保てるが、
身体能力など全てが“元の世界”と同じであり、
銃火器を使わない限り、獣とも戦えない。
故に、“その”地獄では最初に殺害される存在。
覚醒者
悪魔を理解した者たち。
悪魔を使役することは、つまり“その”地獄において、
最強の戦闘手段であり、人間を超越した存在といえる。
ほぼ全ての七罪がこの状態。
“神”
阿部英一の記憶を奪い、藍原蘭と対立していた存在。
どの世界においても唯一にして絶対の主。
業
業
使役
悪魔を使役する業には、大別して四つある。
悪魔の強大さ、所有者の精神性、
また悪魔との相性によって常に変化、ないし進化する。
特に、七罪の名を冠した悪魔や、
アスタロト、アマイモンのような高位の悪魔は憑けば、
それだけでその人間の精神を食らい尽くす反面、強大な力を与える。
基本的に、同化・制約・支配になるにつれ、
悪魔の力を強く肉体に反映することが可能である。
但し、誓約は自らの肉体を蔑ろにする業なので、他の業とは全くの別物。
また、同化から制約、そして支配に至る為には、
それぞれの悪魔が課す条件を満たさなければいけない。
例えば、藍原蘭の条件は精神世界でルシファーの翼を奪うことである。
召喚
同化
自らの内の悪魔を呼び出し、その一部分を自分の肉体と同化させる。
ただし、肉体の同化には、勿論、精神の同化も伴う為、
使う度に悪魔が同化者を蝕んでいく。
藍原蘭、葉山輝義が該当。
成約
誓約
同化では無く、悪魔を別々の個としての尊厳を誓う。
悪魔の存在を完全に認めるため、人間としての機能が消えていく。
レイ=シュバルツが該当。
契約
制約
自らの悪魔に対して制約を加える事で、
暫定的に自分に力をもたらす契約を立てる。
制約を加えると悪魔の力が弱くなり、制約を減らすと悪魔の力が強くなる。
ある意味、最も使いやすい業。
伊達成満が該当。
服従
支配
自分の悪魔を完全に支配する業。
悪魔を自分に服従させるという、
ヒトには不可能なはずの業。詳細不明。
向田喜美恵がこの業。