Sample〜Simple〜
小噺
≪Ricordanza≫
「―――ほわぁ。」
「……うわぁ。」
「お前ら―――早く、しろ。馬鹿(ぷるぷる)。」
「先生にそんな態度で良いの?」
「―――蘭、もう少しソレ上げろ。」
「ギリギリだろうが、ボケ!何でまたこんな事……」
「……“また”?」
「―――前にも、一回した事がある。」
「ぐ……。うぅぅ。」
「……う、羨ましい。」
「―――でも、前はここまでしてなかった。」
「結局、一緒だ!」
「「早く、上げろ。」」
「――――――ッッ!コイツら、後でぶちのめす。」
「「(恍惚)」」
「―――っ、何でこんな事っ。」
「下着を穿かせてあげているだけマシだと思いなさい?」
「女の、下着、なん、てっ―――」
「―――じゃあ、脱ぐ?」
「お、お前ら……鬼か?」
「そもそも。この下着とか、エプロンとか、用意が良いわね、貴方。」
「―――いつでも、蘭が女装に目覚めた時の為に用意してる。」
「目覚めるか……この、痴女(ボソ)」
「へぇ、痴女―――ねぇ。」
「―――そんな風に思ってたんだ?」
「「じゃあ、そういうコトしようか?」」
「え?え?お前ら、ちょ――――おま――――やめ―――――!!!」
その後―――数時間も俺は辱められた……少し、涙が出てきた。