Reverse〜Simple〜
In the Future
【VS】
なぁ、お前は何で自身の死を許容できる。
なぁ、お前は何で俺の敵になったんだ。
お前が望めば―――お前は―――。
「――――――。」
そうか、つまり―――お前は、俺と
「お前は、俺と」
「「全く違う―――考え方をしている。」」
俺は、お前の考え方が理解できない―――
お前が言う精神論は、確かにお前の強さだろう。
だが、お前は―――それを貫く為に、自身を蔑ろにするのか。
「俺は、お前の考え方が理解できない―――
お前が信じる友情は、確かにお前の強さだろう。
だが、お前は―――それを守る為に、他者を蔑ろにするのか。」
俺の両腕が、“悪魔”のモノへと変質する。
彼の背中から、“悪魔”のモノが創造される。
なあ、蘭―――やっぱり、お前は俺の知っていた藍原 蘭だよ。
「―――殺してやるよ、親友。」
『救ってやるよ、親友』と、俺に語りかけた黒衣の悪魔は―――
―――次の瞬間に、空高く舞い上がった。